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確定申告の経費。これは経費に入るの?

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確定申告の経費。これは経費に入るの?
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段々と年末も近づいてきましたが、
個人で事業をやっている人やフリーランスの人は
『確定申告』が憂鬱なものではないでしょうか?

 

法人の場合は税理士に頼んでいるところがほとんどですが、
個人の確定申告は自分でやっているという人も結構多いです。

 

その確定申告、
これって経費になりますか?
これはどう処理すれば・・・
という質問をよくいただきます。

 

 

今回は確定申告の際の経費の計上について、
よくある質問と、つまづきやすいポイントをご紹介していきます。

 

経費として計上する前提としては、
事業のために使っているかどうか?
売上を上げるために必要かどうか?

を考える必要があります。

 

税金関係の支払でよくある質問

税金関係で経費にできるもの

税金関係で経費にできるものは
租税公課という科目で処理していきます。

 

この中に入るものとしては、
自動車税・自動車取得税・固定資産税・
収入印紙・事業税などがあります。

 

税金関係で経費にできないもの

これは間違えやすいのですが、
所得税や住民税は納付しても経費には入りません。
あとは、仕事中の交通違反の反則金もダメです。

 

交際費の支払でよくある質問

接待交際費で経費にできるもの

得意先・仕入れ先との飲食代、冠婚葬祭の費用、
中元・歳暮等の費用はOKです。

 

あくまで事業上で必要なものかどうか?
売上を上げるために必要かどうか?

 

という部分が判断基準となります。

 

接待交際費で経費にできないもの

家族や事業に関係のない知人や友人との飲食代は
NGです。

 

保険料の計上でよくある質問

保険料で経費にできるもの

事務所や店舗の火災保険料、事業用の車の保険料
は経費となります。

 

保険料で経費にできないもの

事業主分の生命保険料
⇒事業所得の経費にはできませんが、
所得控除として確定申告書上で控除ができます。

 

生命保険会社から生命保険料控除証明書が送られて来ますので、
確定申告の際の添付書類として必要となります。

 

自宅兼事務所の場合の経費の計算は?

自宅兼事務所

個人事業やフリーランスの人は
自宅兼事務所という人が多いです。
このときの家賃や水道光熱費、通信費などは、
事業用に使っている部分を経費に計上することができます。

 

事業用に使っている部分をどうやって計算する?

自宅兼事務所の場合、事業用と居住用部分とに按分し、
事業用部分だけが経費となります。

 

例えば、月10万円の自宅兼事務所を借りていて
その内40%が事務所用だとすると、10万円×40%=4万円
この4万円が経費に計上できる金額です。

 

この按分割合ですが、合理的な基準で按分します。
例えば、仕事部屋が居住スペースと明確に分かれていれば、
全体の面積のうちに仕事場の面積の占める割合で按分します。

 

また、電話などの通信費については、利用割合により按分します。

計上方法については、その都度按分した金額を計上するか、
総額を計上しておいて、後で自宅部分を否認する方法とがあります。

 

家族への給料を経費にできる?

家族への給料

 

個人事業で家族にも業務を手伝ってもらっているという
事は結構あります。

その際、家族に給料を払えるか?という質問を
よくいただきます。

 

家族への給料はOKですが、事前に届け出が必要です。

家族へ給料を支払う場合、
税務署へ青色事業専従者給与に関する届出書の提出が必要です。

 

青色申告の場合、
提出期限は、必要経費に算入しようとする年の3月15日まで
(その年の1月16日以後に開業した人や新たに専従者がいる
こととなった人は、その開業の日や専従者がいることと
なった日から2月以内)です。

 

また、給料の支払いを受ける人は、
その年の12月31日現在15歳以上で、
年間に6か月以上その事業に専従している事が条件となります。

 

青色申告の場合は、労務の対価として相当の金額は認められますが、
白色申告の場合は、事前の届け出により年間で最大86万円(配偶者の場合)
までとなります。

 

確定申告の経費についてのまとめ

 

上記の他にもよく経費科目をどうしよう?と
気にされる方も多いのですが、結論からすると
あまり気にする必要はありません。

 

正しくない科目に入っていたとしても経費は経費です。
それらしい科目に入っていれば大きな問題はありません。
ただ、継続して同じ科目にしておく必要があります。
今回は事務用品費、次は雑費といった事ではおかしくなってしまいます。

 

後で、見たときにこの科目にはこの経費が入っていると
分かる事は重要です。

 

あと、
色々な経営者を見ていますが、

 

その中で成功している経営者は、
考え方がクリーンな人ばかりです。

 

そうでない人でも一時的に良い場合はありますが、
長い目で見るとうまくいかないようになっています。
後ろめたいと感じる処理はしない事が堂々と出来る一つの
ポイントでもありますし、おすすめします。

 

  >>次のページは
『個人事業主の確定申告のまとめ【保存版】』

 

 

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