簡単に分かる!路線価の見方
路線価って聞いたことがあるでしょうか?
続税の計算の際に土地の相続税評価額を決める要素の一つとなるものです。
毎年7月頃に、その年分の路線価が国税庁のホームページで発表されます。
公表されているものなので、簡単に見る事が出来ます。
一度自分の地域の路線価はいくらくらいなのか?
確認してみてはどうでしょうか。
(路線価が付されていない地域もあります)
地域によって路線価の金額もかなり違うので自分が住んでいる町や過去に住んでいた町がどれくらいか?
知っておくのも良いかと思います。
動画で解説しています。
『路線価の見方 具体的計算方法』
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路線価の見方
それでは、路線価の見方を見ていきましょう。
まず、路線価のページから見たい年分を開きます。
今ですと一番新しいのが平成27年分です。
(平成28年分は平成28年7月1日に公開予定)
見たい年分を開くと、次はどこの土地かを選択していきます。
まずはどこの都道府県の土地を調べるか?
住んでいる『大阪』を選びます。
次に『路線価図』を選んで、
後は実際の所在地を選んでいきます。
例えば、一番上の『大阪市の旭区』
そうすると、こういった路線価図というものが出てきます。
この中から調べたいポイントを探します。
例えば、見たいポイントがこの赤印の道路沿いだとすると、この『140D』というところを見ます。
この数字の140という部分が路線価です。
この場合、1㎡で140,000円という事です。
よく土地の広さを坪数で言ったりしますが、1坪=約3.3㎡です。
40坪だとすると、約132㎡になります。
その土地が100㎡あれば、
140,000円×100㎡=14,000,000円
路線価の評価額としては概算で14,000,000円という事です。
実際の相続税の計算の際には間口が狭い・土地の形が不整形・道路に面していない・2つの道路に面している・権利関係などなど、他にも様々な評価要素があります。
最終的に、現場も見て測量し判断するのでこれほど単純ではなく、評価額自体も概算の金額とは違ってきます。
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路線価は時価とは違う
この路線価は相続税評価額に使うものですが、時価ではありません。
それでは、不動産の時価というのは何を基準に決めるのでしょうか?
実は『これが時価』っていう100%のものはありません。
結果としては、親族などの特殊関係ではない売り主と買い主が売買して合意した金額が時価となってくるのですが・・・
これもその土地の隣の人が買うから高くなったり、どうしても欲しいから高く買ったり、逆に資金が苦しくてすぐにでもお金が欲しいから安く売ったりと・・・
同じ不動産でも売る人や買う人によって金額にも幅があるのが不動産です。
公表されているような数値があるわけではありません。
ただ、不動産の金額を表している価額はいろいろとあります。
不動産の金額あれこれ
・実際の売買価格(近隣など)
・地価公示価格
・路線価
・固定資産税評価額
・不動産鑑定士による鑑定評価
一般的には上記の金額などを基に時価を算出していきます。
親族間の売買・贈与などで金額を決める必要がある際もこういった
指標を基に適正金額を出していきます。
こういった様々な金額の指標がありますが、その中でも今回の路線価はどういった指標になるのでしょうか?
路線価は時価の80%
路線価は地下公示価格の約80%くらいの金額に設定されています。
この地価公示価格はおおむね時価に近い金額とされています。
という事はおおむね時価の80%程度という事です。
ざっとした計算では路線価を80%で割戻して時価を出すというイメージです。
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路線価の見方のまとめ
路線価は簡単に見る事ができます。
もちろん、路線価が付されていない地域もありますが、市街地であれば付されているところがほとんどです。
路線価は時価の約8割程度という目安があるので、一度自分の生活に関係のある地域を調べてみてはどうでしょうか?
ある程度の相場感をつかむことができます。
>>>次の記事は
『不動産の名義をほったらかしにしていると・・・』